管理人の占いジプ子です。プロフィールにも書いていますが、私は元・占いジプシーです。同じ悩みを何人もの先生に聞いて回り、気づけば20年で800万円。今日はその私が、どうやってジプシーを辞められたのかを書きます。説教をするつもりはありません。ただ、あの頃の私と同じ場所にいる人に、少しだけ先の景色を見せられたらと思います。
占いジプシーとは何か。当時の私の生態
占いジプシーとは、望む答えが出るまで占い師を渡り歩いてしまう状態のこと。当時の私はこんな感じでした。
- A先生に「彼とは難しい」と言われる → 納得できずB先生に電話
- B先生に「復縁できる」と言われる → 嬉しくて、確認のためにC先生に電話
- C先生の答えが微妙 → 不安になってA先生に再確認の電話
お気づきでしょうか。どの答えが出ても、次の電話をかける理由になっているんです。当たっても外れても電話は止まらない。これがジプシーの恐ろしさで、悩みを解決するために始めた占いが、いつのまにか「不安を一時的に鎮める薬」になっていました。しかも効き目はどんどん短くなる。鑑定直後は安心するのに、翌朝にはまた不安。だからまた電話する。1分単位の課金システムで、これをやる。財布が無事なわけがありません。
辞められた本当の理由は「意志の力」じゃなかった
よく「依存は意志で断ち切れ」と言う人がいますが、私は意志の力で辞められたわけではありません。何度も「もうやめる」と誓って、何度も破りました。辞められたきっかけは、もっと地味なことの積み重ねです。
理由1:家計簿アプリに占い費用を入力した
ある月、思い立って占いに使った額を全部記録したんです。その月、14万円。家賃より高い。数字で見た瞬間、「私は答えを買っているんじゃなくて、安心を借りているだけだ」と初めて腹落ちしました。借りた安心は翌日には返済期限が来ます。だからまた借りる。これ、構造がリボ払いなんですよ。
理由2:「行動が変わらない鑑定」に気づいた
鑑定メモを読み返して気づいたのですが、10回の鑑定のうち、私の行動が実際に変わったのは1〜2回でした。残りは「同じ質問を、違う先生に、違う言い回しで」聞いていただけ。占いが役に立つのは、鑑定のあとに自分の行動が変わるときだけです。行動が変わらない鑑定は、何回受けても現実は1ミリも動きません。
理由3:電話の代わりにやることを決めた
不安になった瞬間に電話をかける、という回路ができあがっていたので、「不安になったらまずメモに書く。24時間経ってもまだ聞きたかったら電話していい」というルールにしました。すると面白いことに、翌日には「別に聞かなくていいか」となる悩みが8割だったんです。ジプシーの燃料は悩みそのものより「今すぐ安心したい」という衝動でした。
ジプシー予備軍のセルフチェック
| チェック項目 | 危険度 |
|---|---|
| 同じ悩みを3人以上の先生に相談したことがある | 注意 |
| 望む答えが出るまで先生を変えたことがある | 警戒 |
| 鑑定直後に別の先生に「答え合わせ」の電話をする | かなり危険 |
| 占いの支出額を把握していない・見たくない | 今すぐ家計簿を |
2つ以上当てはまった方、かつての私と同族です。悪いことは言いません、まず今月の支出を数字にしてみてください。
占いを「やめる」のではなく「戻す」
誤解しないでほしいのですが、私は今も電話占いを使いますし、良い先生との対話には価値があると思っています。だからこのサイトをやっています。問題は占いそのものではなく、占いに判断と安心を丸投げしてしまう使い方のほう。占いは未来を保証するものではなく、考えを整理するための相談サービスです。そこに戻せたとき、私はジプシーを卒業できました。
今まさに毎晩電話をかけてしまっている人へ。あなたに必要なのはたぶん11人目の先生ではなく、10人分の鑑定メモを読み返す30分です。それでも聞きたいことが残っていたら、そのときは1人だけ、信頼できる先生に電話すればいい。それくらいの距離感が、占いと一番長く付き合えるコツだと思います。
※料金・特典等は調査時点の情報です。最新は各社公式サイトでご確認ください。